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Album

 2004
奄美諸島への旅(7〜8月)

・名瀬市にて
・請島にて
・与路島にて
・加計呂麻島にて
・国直にて
・再び名瀬市にて
・旅を終えて

奄美諸島への旅(2004年7〜8月)

与路島にて(2)

■島時間

  翌7月31日は、朝日が昇る前に目が覚めた。海岸を散歩して、朝食を食べて、また近所を散歩。宿に帰ったら、早起きのツケがまわって眠くなり、しばらく居間でうたた寝。目が覚めたら、気を利かせておばぁが冷えたお茶を持って来てくれた。さて、何をしようかと考えても、この島では散歩しかすることがない。写真を趣味にしていると、同じところを何回周っても飽きることはない。島時間が心地よい。おじぃから自転車を借りて、島の奥にある畑も一周。昔は水田もあって稲作もしていたらしいが、島全体の高齢化に伴って、いま、水田は雑草が生え放題になっている。宿に戻って昼食はチラシ寿司。食後、しばらくぼんやりしてから、島の中をお散歩。新しく出来たペンションの周りを歩いて写真を撮っていると、おばぁに話し掛けられた。どうも、そのペンションを経営している人の母親らしい。綺麗な芝生が敷き詰められ、花々が咲き乱れる庭に招き入れられ、しばらく島のことを聞かせていただいた。息子夫婦のこと、ペンションのこと、島の暮らしのことを話題に30分ほど話し、帰りには冷たい飲み物まで頂いてしまった。

■与路島から古仁屋へ

 そんな事をしているうちに、島から離れる時間が迫ってきた。荷造りをして、午後3時過ぎ、おじぃのトラクターに乗せられて港に向かう。再びこの島に来る機会はあるのだろうか・・・・そんな感慨にふけりながら、船が来るのを待った。やがて、この島と古仁屋を結ぶ「せとなみ」が到着。おじぃは私が船に乗るまで見送ってくれた。天気予報では、台風10号の影響で4mの波浪注意報が出されていたけど、その影響はほとんどなく、午後5時17分、古仁屋港に到着した。
















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