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Album

 2004
奄美諸島への旅(7〜8月)

・名瀬市にて
・請島にて
・与路島にて
・加計呂麻島にて
・国直にて
・再び名瀬市にて
・旅を終えて

奄美諸島への旅(2004年7〜8月)

名瀬市にて(4)

■市場へ

 7月26日(月)は午前6時前に早起きして、漁協で行われている競りの様子を見に行った。南の島は、日の出も日の入りも遅いので、本土の市場と比べると競りが始まる時間が遅い。午前6時過ぎに着いたときも、まだ市場の床に魚を並べている最中だった。

 それにしても、やはり南の島である。マグロなどの見慣れた魚の中に混じって、赤や黄色、緑に青、・・・熱帯魚のようにカラフルな魚がたくさんある。これ、ホントに食べられるの?美味しいの?と問いたくなるような見てくれの魚もいるのだが、もしかしたら知らず知らずのうちに口にしているのかもしれない。それにイカも大漁だ。イカが揚がると臭いが鼻を突く。午前6時半過ぎから競りが始まった。小売店が魚のまわりに集まって、キロあたりの値段を提示する。次々に競り落とすのは、地元系のスーパーマーケットだ。

 おおかたの魚が捌けたところで、宿に戻り一眠りだ。前日に続いて観光ネットワーク奄美の一日フリーコースをお願いし、車で奄美大島の観光コースに組み込まれていない場所を案内してもらうことになった。天候は快晴。奄美に来てから最高の天気だ。雲の形もよく、最強の写真日和である。

■快晴に恵まれた日

 観光ネットワーク奄美のMさんは車で9時前に迎えに来てくれた。前日に伝えておいた私の意向に沿って、Mさんはルートを考えておいてくれた。まずは和瀬峠にあるヒカゲヘゴの群生地を見て、住用村のマングローブパークを眺める。そして宇検村に入り、アランガチの滝、タエン浜を周って、屋鈍(やどん)の砂浜で昼食。アダンの木陰で、あらかじめ買っておいたお弁当を食べる。こんなに美しい砂浜なのに、誰もいない。誰にも見られることなく存在しているこの風景が、何となく非現実的だ。夢の中の光景のように思えてくる。


ヒカゲヘゴ

住用村のマングローブ

タエン浜


ハマヒルガオ

屋鈍海岸

アダンの実

屋鈍にて
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